Monthly Archives: 12月 2015

開店して三カ月くらい経った的なアレとクリスマス的なアレの話/中野 bar hamlets

どうも最近営業終わりに店で寝落ちしてばかりの店長ですこんにちは。

いっそ今日はしっかり店で寝れば逆に活動時間増えるんじゃね?とやってみました。日光を浴びると気持ちいいし活動的になりますね。あれこれ溜まってた用事を片付けています。

 

さてもう気がついたら年の瀬、うちの店も開店して三カ月弱となります。

完全にノリだけで始めて相変わらずノリだけで営業してますが、なんだかんだでお客さんも増えつつあります。こんな適当な店を気に入ってくれて本当にありがたい話です。これもひとえに中野という器の広い、多様な人達が集まる場所のおかげです。開店してからも中野の方々に陰に日向に支えられています。この場所でなければこんなに前向きに営業できなかったのではないでしょうか。

あと、単純に楽しいです。元々別に社交的でもないしむしろ引きこもり気質の私ですが、そんな私を受け入れてくれる中野の方々は本当に素晴らしいです。毎日毎日自分の好きな事ばっかりしゃべって、好きな音楽かけて、好きなように振る舞って、好きなように生きてるパッパラパーですが、こんなんでも気に入ってくれる中野の皆さんは最高です。ありがとうございます。ここで店を始める事ができて本当に幸せです。

こんなどうしようもない人間ですが、今後とも末長くお付き合いいただければ幸いです。

 

あ、そういえば今日はクリスマスイブですね。個人的にも店的にも特に何もしませんが。

しいて言うなら今日明日は私の心が折れるので、カップルの方にはご来店をご遠慮いただけると幸いです。ご配慮ください。

とりあえず今からケーキ買って帰って、家で録画してたTHE MANZAIを観ながら、一人でケーキをもしゃもしゃしたいと思います。それではよいクリスマスを。

ライブレポ「YURI&Abe Rei Xmas joint live」/中野 bar hamlets

本日は忘年会の店長ですこんにちは。毎年恒例のイベントなのですが、個人的に年で一番飲む日です。この後普通に通常営業ですが、まともにできる気がしません。なので先に謝っときますすいません。お店に来てバーテンダーが倒れていても「ああ、もう年末なんだな」と思って温かい目で見ていただければ幸いです。

 

さて、先週のライブ「YURI&Abe Rei Xmas joint live」のお話です。諸々あってブログ書く順番逆になりましたすいません。

 

この日の出演者のミュージシャン「阿部 玲」さんは昔からお世話になっている方で、数年前はうちの店員2号が共同企画で一緒にライブもしていた仲です。色んな事情でそのイベントはしばらくお休みしていたのですが、今回店を出すにあたって復活させようという話が。まだそっちの話はおいおいなのですが、まずは一本ライブをしようという事になり企画してくれました。

阿部さんはご自身でレーベルも主宰されていて、今回はそちらに所属するボーカリスト「YURI」さんとのジョイントライブとなりました。以前ゆりさんにお店に来ていただいたのですが、その時お店の雰囲気を気に入っていただけたようでこういう形になりました。ちょうどタイミング良くゆりさんのアルバムが12/5に発売予定だったのでその翌日になんとレコ発ライブ!こんな適当な店でレコ発をやってもらってすいません&ありがとうございます。image

↑ゆりさんのアルバム”Campanula”のジャケです。

 

さて今回のライブはこちらのアルバムからの曲、今までの曲、そして阿部さんのソロも織り交ぜた盛りだくさんなものに。リハーサルも細かく音の調整をされてました。

 

今回は日曜という事もあり、少し早めの17:30からライブスタート!阿部さんのブルージーなギターにゆりさんの優しい歌声が重なります。このイベントは「少し早めのクリスマス」なんて銘打ってましたが、まさにぴったりな温かい雰囲気になりました。

image

阿部さんのソロコーナー

image

image

そしてアルバムの曲、阿部さんのソロ曲の二人ver.など。途中でカズーという楽器をゆりさんが吹いてるのがあったんですが写真撮り忘れた(笑)

image image

今回のイベントは満員御礼!お二人の曲や雰囲気、さらに店のサイズが小さいのもあってなんともアットホームなライブになりました。またやりたいとおっしゃってくれたので、これが定期イベントになっていったらいいなと思います。

 

おまけ:なぜか終演後にうちの店員2号がしゃしゃり出てきて数曲演奏し、さらにお客さんと写真まで撮るの図。

image

第一回 暗闇BARってイベントの話/中野 bar hamlets

はいどうも、開店前にラーメン二杯食べて中年太りまっしぐらな店長ですこんばんは。本日お邪魔した「MENSHO TOKYO」さんのラム豚骨ラーメンは素晴らしかったです。

 

さて昨日やったイベント「暗闇BAR」の感想及び反省です。

image image image image

まず経緯を説明しますと、お客さんからこんなイベントやってみない?みたいな感じで提案されて、それをいつものごとく軽ーいノリでオッケーしたとこから始まります。

概要としては店内の照明を完全に落としてキャンドルの明かりだけにして、落ち着いたBGMを流して静かな雰囲気でまったりとお酒と会話を楽しむっていう非常にシンプルなイベントです。

しかし意外と他でやってるとこ無いしウケるんじゃね?なんて言ってやってみましたが、やったらやったで色々と問題点が出てきました。

まず本当に単純に、手元が見えない(笑)

酒の分量も見えないし、料理なんてもってのほかでした。次回からはここの扱いは考えものです。とりあえず手元用のライトを用意せねば…。

そして二つ目、「暗闇BAR」って名前が胡散臭い、ってか怖い(笑)

知らない人からすると内容分からないし、下手したらいかがわしいイベントと勘違いされるんじゃなかろうかと。普通に「キャンドルナイト」とか言えばもっとイベントの趣旨も伝わるし心理的抵抗も無かったんじゃないかと思います。

 

とまあ全力で見切り発車したイベントでしたが、やってみて思ったのは本当に距離が近く感じれた事。これはとても良かったです。

変な話、初対面の方々ばかりでしたがすごく会話も盛り上がってましたし、普段だったらしないような深いとこまで突っ込んだ話になっていて、これはこういうイベントだからこその雰囲気だったんじゃないでしょうか。

 

色々と反省点もありましたが、今後も定期的にやっていけたらと思います。もし興味を持たれた方がいらっしゃったら次回は是非お越しいただければと思います。twitterとかFacebookとかで情報は発信してますので、良かったらチェックしてください。

ライブレポ「こちら、クレイジー・クルエル・ワールド」/中野 bar hamlets

はい、どんどん更新の間隔が開いていくやる気の無いブログですよー

 

でもさすがにこれはちゃんと書きたいなと思ったので書きます。我が店初のライブイベント、

「こちら、クレイジー・クルエル・ワールド」

image

すごく素敵な画だけど、濃いな…。

 

まず経緯をから説明しますと、新規開店直後に色々な友人知人のミュージシャン達にライブのお願いをしました(ちなみに店長もミュージシャンではありますが裏側でコソコソやる系です)。そしてその中で真っ先に手を上げてくれたのが、元々自分達が関わっていた商店街のイベントで過去にお世話になった横浜在住の魔王こと「」さんでした。パフォーマンス、企画力、音楽への姿勢、すべてにおいて私が個人的に敬愛するミュージシャンの一人です。ちなみに上の画像も喉さんが作ってます。すげーな。もちろん全幅の信頼を寄せる事のできる方なので、全面的に企画をお願いしました。

 

色々端折りますがアレコレ連絡と相談を重ねていざ当日。

 

ライブ前日から店の上の階を楽屋兼倉庫として借りたので、出演者はそちらでリハまでお待ちいただく感じです。自分は16時頃に来て、まずそっちにご挨拶に行ったら部屋の中で紫の髪で白塗りの人が一人佇んでいたのでどっひゃーってなりました。しかしご挨拶したらものっすごく腰の低い方で、見た目とのギャップでなんだか異空間に迷い込んだような錯覚をおぼえました。ちなみに聞くとどうも同郷の方らしいです。マジか。

 

その後続々と出演者の皆様が来られて、そして定刻通りにリハを開始したのですが、繰り出される曲がひたすら強烈で、タイトルのごとく炎上、もとい出火御免なイベントになる事を確信しました。

 

そして19時ライブスタート。店内ギュウギュウです。

 

一発目はさんとdodokoさんによる、ある意味今夜のための曲「となりのおうちはよく燃える」から景気良く始まりました。最初からクライマックスです。

 

お二人の開会の儀も終わってトップバッターのminor popsさん!しかし名刺には「せんちゃん」と書いてあったしどっちの表記がいいのかな…。

imageimageimage

それはともかく、黎明期のV系のような風貌から繰り出されるフォーク調の曲とフリップ芸という、斬新を超えて異世界まで行ってしまったスタイルで爆笑を掻っ攫っていく様は痛快でしたが、すごくアットホームな温かい空間を作り上げていました。しかし冷静に考えるとそれかなり異様な光景です。最高でした。そしてもう一度言いますが同郷の方です。

 

二組目は大谷健児さん!

image image

正直な所、リハの段階でこれは良くも悪くも凄い事になると思っていました。ある意味ライブの空気はこの方が左右すると言っても過言ではないほどのパフォーマンス…、まあざっくり言うと下ネタまみれなんですが。

 

爽やかな見た目の印象を完全に裏切るド下ネタの数々をアカペラで歌っていくスタイル。しかしネタだけでなくMCも飾らず己のすべてをさらけ出していく姿勢は紛れもなくアーティストでした。あの若さでバッチリこの空間を支配していた大谷さんは末恐ろしいパフォーマーになるのではないでしょうか。

 

そんなやり辛さMAXの状況からの三組目、でんし人さん!

image image

大谷さんのパフォーマンス時にずっと頭を抱えていたでんし人さんですが、ワンフレーズ歌っただけで一気に世界を塗り替えてしまうほどの圧倒的な曲を披露してくれます。

 

今まで友人とかに誘われてライブハウスに行ったりしても、そこで聴いた曲が「刺さった」事は無かったんですが、前に別の所ででんし人さんのライブを観て初めて「やられた!」と思いました。個人的には本当に惚れ込んでいます。特に奇をてらう訳でもなく、面白いトークをする訳でもなく、ただステージの上で曲を演奏する、ただそれだけで一気に引きずり込まれる。これが本物の天才だと思いました。この日も最高のステージでした。感謝。

 

あと私的な話で申し訳ないですが、でんし人さんとは今後音源を作っていく予定なので、興味がありましたら是非。

 

そして四組目、dodokoさん!

image image image

ソロでやる、これはとことん自分の思うようにできる、思うようにやれる、思うようにするべきだという事をこの方はパフォーマンスを通じてオーディエンスに提示しているように見えました。歌い、踊り、リボンを回し、キーボードを弾き、刀を振り回し、徹底的に「自分」を表現していく。これはソロのミュージシャンとしてだけの話でなく、一人の人生、生き様に対しての姿勢の話です。この日もdodokoさんはそんな自らの生き様を全力でステージにぶつけていました。美しかったです。

 

そしていよいよトリであり本日の夜会の主催者でもある魔王、さんです!

imageimageimage

軽快だが重く攻撃的なブギに、超低音ボイスを乗せて所狭しとステージを跳び回る我らが魔王。かっこいいっす陛下。

 

冒頭でも触れましたが、喉さんは最高のパフォーマンス力と緻密な企画力と熱いミュージシャンシップを兼ね備えた素晴らしいエンターテイナーです。そしてさらにすごいのが、ともすれば孤高の存在になってしまいかねないほどの存在感があるのに、ライブのMCやブログやSNS等地道に自らの意思の発信、受信を続け、音楽活動をインタラクティブなものにして積極的にオーディエンスと交流を取る所です。こんな時代において最早楽曲単品ではコンテンツになり得ません。しかしステージングや思想やコミュニケーションやネットやらそんな諸々をすべて音楽(もしくは個人)をフィルターとして総合的にパッケージングして一つのエンターテイメントにしてしまっている喉さんの活動はとても痛快だし意義のあるものだと思っています。そしてそれをドヤ顔で表に出さず、煙に巻いて軽やかにこの時代を駆ける喉さんは本当にかっこいい。

 

この日のイベントは濃縮還元200%の曲者揃いのアクトばかりで、うちの店のライブ一発目がこんな感じってのは正直読めない部分もありましたが、結果としてはすべて杞憂でした。本当に素晴らしいものになりましたし、あと単純に自分が観客として誰よりも楽しめました。このイベントに関わってくれた方々、主催の喉さん、熱いパフォーマンスを見せてくれた出演者の方々、足を運んでいただいたお客様、誠にありがとうございました。

image

ちなみに終演後、朝までしこたま飲んで記憶がおぼろげですありがとうございました。